アダルト・チルドレンに向けて【自分らしく生きるためのワーク】
今日は【第2段階 自分を癒す】ステップ②
≪子どもの頃にしてほしかったことをきく≫に進みます。

前回のワークはこちら▼▼▼
言えなかった気持ちを吐き出す
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怒り・恨みを別の感情に変換しよう

前回のワークでは養育者や親に対する本音を出してもらいました。
押さえつけて押さえつけて自分の奥底に閉じ込めていた想いをあけて放出しました。
憎くて憎くてしょうがない。または、怒りが爆発した人もいるでしょう。恨んでいる方もいるかもしれません。

怒りや憎しみや恨みが深ければ深いほど、傷の深さは深いのです。
そう思うと小さな体で、本当に本当によく耐えてこられたなと思います。本当に頑張ってこられましたね。小さな頃の自分をうんと褒めてあげて下さい。

①怒りは2次的感情

怒りというのは2次的感情と言われています。
怒りを感じる前に、怖かった、悲しかった、傷ついた、辛かった、痛かった、裏切られた、愛されなかったという気持ちがあって、「怒り、憎しみ、恨み」になっていきます。

その一番最初に感じていた気持ちを子どものころに戻って掘り起こしてみましょう。


例えば前回のワークで、

お父さんがお酒を飲んで暴れるから私はいつも怖かった。
お金もどんどん使って私の欲しいものは何も買えなかった!あんんたのせいで人生がめちゃくちゃになった!家族みんなが不幸になった。家族の泣いている顔しかうかんでこない。憎くて仕方なかった。

↑このような場合であれば

・周りの家族はプレゼントをもらっているのに、私は何も買ってもらえなくて「悲しかった。」
・家族がみんな不幸になってしまって「苦しかった。」
・大好きな家族が毎日泣いているのをみて「悔しかった。」

小さいころの自分になったつもりで上記のように1次的感情に変換していきましょう。

②どうしてほしかったのか気づく

前の段階では、1次的感情がどんなものだったかを怒りから新しい感情に変換していきました。
次に本当はどうして欲しかったのかを書きます。

上記の例でいうと、

・お父さんに笑顔で抱きしめてほしかった。
・お父さんに頭をなでて欲しかった。
・欲しいものをひとつでもいいから買って欲しかった。
・家族全員毎日笑っていて欲しかった。
・お父さんに愛情をもらいたかった。

このように怒りの元には別の感情があって、傷ついた経験と逆のことを本当はして欲しかったんだと気づけましたでしょうか?

もし、子どもの頃やってほしかったことが思い浮かばなかった場合、それは前回のワークでの本音を出しきれていないのかもしれません。押さえつけて押さえつけて自分の奥底に閉じ込めていた想いがまだ沢山閉じ込められたままなのかもしれません。
その場合は、もっと閉じ込めている本音がないか思い出してみて下さいね。

最後に今日のワークの感想を書く

今日のワークはいかがでしたでしょうか?
自分の本当に望んでいたことが少しは見えてきたでしょうか?
今日のワークを通して、学んだことや感じた正直な気持ちを今後のためにも是非残しておいてくださいね。