【タイプ2】究極の献身家「けんしん」さん

 

このページは、「けんしん」さんのための「けんしん」さんに贈る記事です。

このタイプは、アメリカの心理セラピストのウェイン・クリッツバーグ(Kritsberg,W)が、1985年に出版したACOA症候群(The Adult Children Of Alcoholics Syndrome)』という本の中で、成人となったアダルトチルドレンが子ども時代にどのような役割を担ってきたのか、特徴を6つの役割(ヒーロー、スケープゴード、ロストワン、プラケーター、ピエロ、イネイブラー)として表したものを基に作成しております。
※プラケーターとイネイブラーは1つにまとめて ケアテイカ―としてまとめられることがあります。

「けんしん」さんは、上記タイプの「スケープゴード」タイプに該当します。

「けんしん」さんの特徴

このタイプは、「悪役に徹する」 or  「悲劇のヒーロー/ヒロイン」 に分かれます。

悪役(ヒール) バージョン

・わかっていてわざと悪さをする
・非行を繰り返す(万引き、暴力暴言、)
・問題児、暴れん坊、トラブルメーカーと周りから思われる

悲劇のヒーロー/ヒロイン バージョン

・兄弟姉妹がいる中で自分だけが虐待を受ける
・何かと病気がち
・誰かをがばって殴られたり、暴言を吐かれることが多かった

 

悪役バージョンと悲劇のヒーロー/ヒロインバージョンは、真逆に見えるかもしれませんが、根底は同じです。悪役バージョンの場合は、自分が悪さをすることで家族の問題をかばって自分の問題にします。周りから乱暴で凶暴な人と思われますが、そう思われるようにあえて仕向けています。悲劇のヒーロー/ヒロインバージョンは、自分が虐待を受けたり、いじめられることで、他の誰かが傷つかないように、自分が犠牲になるようにして家族を救おうと自分を犠牲にします。
どちらのタイプも「この子がいなければ…」というような恨みを親や家族に抱かせることをどこか目的にしています。

どちらのバージョンも、自分を犠牲にしてまで家族を救おうとする、究極の「献身家」タイプです。

けんしんさんになった背景

「けんしん」さんの子どもの頃の家庭環境では、きっとさまざまな問題があったと思います。
例えば、夫婦関係が悪い(喧嘩が絶えない、怒鳴り合っている)、嫁姑問題、DV、ネグレクト、依存症、不倫、借金など、外部には漏れてはいけない秘密の問題があった場合が多いのです。

夫婦がいざ問題と向き合ってしまうと、家族が崩壊してしまう。
自分が悪者になったり、怒りの矛先を自分に仕向けることでお父さんとお母さんが協力したり、
お母さんが殴られたり怒鳴られずに済む。それをみて自分は安心できるからこそ「自分が犠牲になればいいんだ。」という考え方が無意識のうちに作りあがってしまうのです。

 

家族が生み出した闇をこの小さな小さな子どもが無意識のうちに支えている状態なのです。
その辛さを想像できますでしょうか?

自分は望んでいなくても、知らず知らずのうちに、自分が犠牲になるポジションに入ってしまい、
家族だけではなく友人間や職場でも、根拠のない誹謗中傷や、自分は悪くないのにワルモノ扱いされるなどの経験をしている場合が多いのです。

 

けんしんさんの葛藤と苦しみ

幸せになることへの恐怖

自分を悪者や犠牲にして家族を支えるのが当たり前で、それが自分の存在価値を感じられる唯一の方法だったので、自分に対して無意識のうちに罰を与えようとします。
そのため「あえて」人の和を乱すような発言や「あえて」不仲を招くような言動を無意識のうちにやってしまいます。

自分の苦しい境遇を辛いと嘆いているようで、自分が幸せになることを遠ざけているタイプです。共依存になりやすく、DVやいじめや虐待といったものを受けると、自分の存在価値がかえって感じられるので、エスカレートして事態が深刻化する可能性もあります。

依存症や自傷行為も

親から解放されたいと思えば思うほど「見捨てられるかもしれない」という不安感が出てくる。
そうするとまた自分に罰を与えなければと思い込み、アルコール依存などの様々な依存症や、自傷行為をすることによって、自分が生きている実感を感じたいと無意識に願っている可能性も。

けんしんさんの良いところ

・誰よりも優しい
・マリアさまもびっくりの愛情深さ
・実は誰よりも勇気がある人
・みんながもう無理って場面でも大丈夫。実は強い人
あなたはあなたが思うよりも、勇気があってどんなことがあっても諦めない強い心があります。
あなたとあなたの仲間のためにその才能を持前の深い愛情と優しさで包み込みながら、世の中をより良い方向へもっていって下さいね。
それは、あなたしか出来ないことだと思いますよ。

けんしんさんの回復のキーワード

感情をもどす練習

我慢に我慢をかさねて悪役に引き受けてきたため、感情を感じる練習が必要です。
自分のありのままの感情や欲求を後回しにしてきたため、思い出す練習が必要です。自分の気持ちを隠すことで家族のバランスをとっていたため、自分の気持ちに少しずつ気づいていくことが大切です。

人への警戒心を解く

このタイプは他のタイプよりも、人間不信が強い傾向にあります。
自分のことを嫌ってくる人からは全力で逃げて無視しましょう。
あなたの本当の気持ちに気づいて理解してくれる人のことだけを信じて下さい。
もしそういう人が周りにいないのであれば、少し勇気を出して色々会いに出がけてみましょう。
人と沢山逢えば、それだけがっかりすることもあるかもしれません。
でも、たった一人でも理解する人に会う事ができたら、あなたの本来の素晴らしいところが沢山でてくるでしょう。

 

タイトルとURLをコピーしました